在りし日 その2

先日散策しているときに馴染みの一角を通り過ぎてしまったことがあった。「あれ?おかしいな?」と思って立ち止まって振り返ると妙な違和感がある。そしてすぐにその理由に気がついた。

そこにあった小さなお弁当屋さんが姿を消し、その建物があった場所全体がシートに覆われて工事中になっていたのだった。すぐにそこで何度か写真を撮らせてもらったサビ猫さんのことを頭に思い浮かべる。飼い猫さんなのかどうかは不明なのだが、ものおじしない堂々とした振る舞いは記憶にしっかり残っている。去年にNOKTONを買った際にも撮らせてもらった記憶があるが、それ以来出会えていない。

この一角も変わってしまうのだろうか。あのサビ猫さんとももう会えないのだろうか。
ちょっと寂しい、いやかなり寂しい夏の昼下がりなのでした。