最近の谷根千散策徒然


最近は私の谷根千散策にヨメさんも一緒に行くことがある。
しかし彼女の狙いは私と違い谷根千の各種スイーツである。私が猫や街を撮っていても、彼女の気を惹くことはなく、逆にあまりに猫撮りに集中して歩き出す気配のない私に「もう置いていくよ~」と頬をふくらます。目的のお店までの道順も知らないのに「置いていく」も何もないもんだ・・・と私は苦笑する。彼女と一緒に行くとゆっくり猫や街の写真を撮ることができないのだが、逆に一人では入りにくいお店に行き、スイーツの写真を撮ることができる点は捨てがたい。ただ、そんな時も、私がスイーツの写真を撮り終えるまでは「おあずけ」状態になるので文句を言われてしまう。まぁ、彼女をカメラの世界に引き込むことはあきらめたほうがいいかもしれぬ。逆に夫婦して異なるメーカーのレンズ沼にハマった日には、さぞかし楽しい、いや家計にとっては恐ろしい状況になるかもしれない。ただ、「みんなっ!お母さんは今月新しいレンズを買っちゃったから、給料日まで一週間の晩御飯は毎日冷奴定食よっ!」というのは私にとっては全然アリなのだが・・・。

なお、上の娘もカメラには全く興味がない。しかし現役バリバリの女子高生である下の娘は少し様子が異なる。お出かけの際に、私が猫を撮っていれば、携帯のカメラで一緒に猫を撮り、ランチやスイーツを撮ればやはり一緒に撮り、海や山を撮っていればやはり一緒に撮り、なおかつ上手に撮ってくれと携帯を渡されることもある。私の撮った家族写真をパソコンで時々鑑賞しては楽しんでいるのも下の娘のみである。そんな娘が自分用のデジカメがほしいと言い出した。なんでも秋に予定されている修学旅行に持っていきたいとのことだ。ヨメさんは1-2万円程度のコンパクトデジカメでいいんじゃない?写ればいいんだよね?みたいなことを言っているのだが、ここはなんとかせめてハイエンドコンデジ、あるいは小ぶりなデジタル一眼のほうに誘導せねばっ!とひそかに燃える私なのだった。

なお、ひそかに候補として考えているのはオリンパスPEN E PL-3。これなら小ぶりで可愛らしく、娘の購入意欲を刺激できるのではないか。コレを首からぶらさげた娘の姿を想像すると、もう宮崎あおいさんよりもはるかに似合うのではないかとさえ妄想してしまう親バカ親父である。万が一、買ってから娘があまり使わなくとも、私が普段の持ち歩きカメラとして使うこともできる(本音)。

ちなみに、しっかりものの下の娘は、私のそれをはるかに凌駕する金額のヘソクリを持っているらしい・・・。