往々にして思い出の場所に思い出の人と行くことはできない。
よくある歌によくあるように、思い出の場所で思い出の人の姿を探すなんてことはできやしない。
そこには、あなたの大切な人はここにはもういないという現実だけが横たわるだけだ。
その現実だけが背骨から絡み付いて喉元をぎりっと拉げ上げていく。
だから本当はこんな場所では俯いていたいのに、妙に顎があがって空を睨む。
でも実のところ、顎があがるのは涙を零さないための抵抗なのだと思う。
季節はずれの大雪が降っている。
そんな雪だけが懐かしくて優しい。
この場所で懐かしくて優しい。
帰省のため今日しかチャンスが無かったため、仕事を途中で抜け出して（苦笑）、池口正和氏の写真展【東京の片隅で】に夕方お邪魔してきました。
う～ん、やはり素晴らしい作品の数々・・・たいへん勉強になりました。私はどちらかというと中望遠系統のレンズを好み、寄りながら猫さんの表情を大きめに撮るのが好きです。なので、ちょっと引いたスタンスから街の表情と猫の存在を一枚の写真に溶け込ませるような作品達を拝見して、もともと路地や街写真も好きな私としては、もう「おぉ～！」と感嘆しっぱなしで、大変勉強になりました。また、谷中の夕焼けだんだんの写真もあったのですが、谷根千好きな私としてはスゴク嬉しかったです。そんなこんなでもう写欲を刺激されまくりでした。心残りだったのは、来訪者の方と歓談されている池口さんに中々お声がけできずに、加えて携帯に「帰ってきてください～」と職場から電話が来たりで、相変わらずそのまま作品を拝見しただけで帰ってしまったことです（苦笑）
皆様も是非どうぞ！
■池口正和写真展
「東京の片隅で」
会期: 2012年3月23日(金)-4月2日(月)
10:30-19:00（最終日は15:00まで）
会場: 新宿コニカミノルタプラザ ギャラリーB
—管理人よりお知らせ
※今日からの帰省と3月末前後の多忙により、なかなかパソコンに向かう時間が取りにくくなったため、しばらくBlogのコメント欄を閉じますのでご了承ください。
※Blogへの写真アップ及びTwitterやInstagram等のモバイルコンテンツは引き続き更新しますので今後とも宜しくお願いします。
蓄熱に集中しているトラ猫さん
さりげなく周りも警戒もしてらっしゃいます。
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以前に撮った写真ですが、花マクロです。花をアップしたくなるのも少しずつ暖かくなってきているせいかもしれません。しかし花をアップすれば猫写真が溜まるし、猫写真をアップすれば、花や街写真が溜まる・・・。ちょっと撮る量を減らせば解決しますが、写真散策自体が好きなのでそういうわけにもいきません。
